(アンカー)
「ウクライナの秘密兵器」と呼ばれているゼレンスキー大統領の妻オレーナ・ゼレンシカ夫人が韓国を訪れました。昨日、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に会ったのに続き、今日は朝鮮日報主催の「アジア・リーダーシップ・カンファレンス」に出席し、生々しい侵攻の惨状を証言しました。そして、私たちTV朝鮮とのインタビューではロシア軍の非人道的行為を一つ一つ明らかにし、国際的な支援と圧力を訴えました。今日の「ニュース9」ではゼレンシカ夫人にお会いしました。キム・ジア記者がお伝えします。
(記者リポート)
戦時の状況下で韓国を訪れたオレーナ・ゼレンシカ夫人、インタビュー前に「首都キーウに対するロシアの集中空襲が相次いだ」と語り、緊張している様子を見せました。
(オレーナ・ゼレンシカさん /ウクライナ大統領夫人)
「複数の建物が破壊され、残念ながら犠牲者も相次ぎました」
ゼレンシカ夫人は、ロシア軍が1万9000人を超えるウクライナの子どもたちを違法に拉致し、女性に対して性犯罪をしたとして、国際社会の審判を受けなければならないと告発しました。
(ゼレンシカ夫人)
「移住させられた子どもたちの情報や消息を聞くことができるルートを作ることが急務です」
そして、都市の復興をはじめ、最近急増している未熟児や負傷者に必要な医療と物品の支援を訴えました。
(ゼレンシカ夫人)
「(国際社会のどのような助けが必要ですか?)多くの人道的支援が必要です。爆撃で家・学校・病院の多くが倒壊しました」
韓国については、ウクライナ国民たちの「模範」だと言いました。
(ゼレンシカ夫人)
「韓国は戦争を経験した後、国を復興させることができました。そういう意味で私たちにとって大きな慰めになります」
一日も早く恐ろしい戦争を終わらせ、犬と散歩したいというゼレンシカ夫人。
ほかの人々にとって平凡な日常ですが、夫人にとっては夢となりました。
(ゼレンシカ夫人)
「子どもたちと自転車に乗って、犬を飼って、散歩できる日が来ることを夢見ています」
TV朝鮮のキム・ジアがお伝えしました。
(2023年5月17日放送 TV朝鮮「ニュース9」より)