韓米日首脳の会談は「2分」…バイデン大統領は尹大統領と岸田首相を米国に招待

韓米日首脳の会談は「2分」…バイデン大統領は尹大統領と岸田首相を米国に招待

【NEWSIS】米国のバイデン大統領が日本の岸田文雄首相と韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領にそろって米国を訪れるよう招待した。日本経済新聞が21日に報じた。

 日本経済新聞によると、韓米日3カ国首脳はこの日午後に広島で首脳会談を行い、北朝鮮が変則軌道や固体燃料型の新型ミサイルを相次いで開発している現状を踏まえ、安全保障協力について確認したという。

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 日本経済新聞は米政府高官の話として「韓日首脳の訪米の日程は不明だが、詳細を詰めている」と伝えた。韓日両国は国交正常化以来最悪といわれた関係が長期化していたが、両首脳がそろって米国を訪問するケースは、国際会議を除けば非常に珍しいという。日本経済新聞が伝えた。

 日本政府によると、この日の韓米日首脳会談は2分間で終了した。韓米日首脳会談は2022年11月にカンボジアで開催されて以来、およそ半年ぶりとなる。昨年5月の尹錫悦政権発足を契機に韓米日による協力関係は改善に向けて動き始めた。

 バイデン大統領は岸田首相と尹大統領の韓日関係改善に向けた勇気ある努力を賞讃し、韓米日パートナーシップとインド太平洋がより強固になったと述べた。米国政府が明らかにした。

 また北朝鮮のミサイルの脅威に対する対抗策も協議したという。韓米日3カ国は北朝鮮ミサイルに対し、韓日両国が得た情報を米国を通じて直ちに共有する方向で検討を進めている。

 韓国軍は北朝鮮との軍事境界線近くからレーダーで発射動向を監視する。距離が近いため発射時の角度や速度などの情報を入手しやすい。日本も地上や海上のレーダーを用いるが、地球の丸い形状の死角に入り発射直後の状況を把握しにくい。

 ただし海中の潜水艦などから発射するミサイルは日本の方が探知しやすいとされる。韓日双方の情報を組み合わせることで双方の対処能力を引き上げる計画だという。

 この日の首脳会談では中国に依存し過ぎないサプライチェーンの構築など、経済安全保障の観点でも協力を確認した。

 今年4月に尹大統領が訪米し、5月には岸田首相が来韓して韓米日の3カ国は首脳会談をそれぞれ開いた。先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)に先立つ18日には米日首脳も会談を行った。

パク・チュンホ記者

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