仁川マンション駐車場暴行事件 マッチョ男の妻「『私が妊娠しているのに殴られた』と言えばいい」 肉声を独自入手

 【NEWSIS】仁川市内のマンション駐車場で、「車を移動してほしい」と要求した30代女性が、元ボディービルダーの男性から一方的に暴行を受けた事件で、元ボディービルダー側は「自分も妊娠した妻も暴行を受けた」と主張、警察が「相互暴行」で捜査を進めている。

 しかし、ニュース・メディアNEWSISが独自入手した動画には、30代女性が「通報してください、警察を呼んで」と、元ボディービルダーの妻が「『私が妊娠しているのに殴られた』と言えばいい」という音声が入っており、波紋が広がっている。

【動画】韓国ネット騒然 マッチョ男の妻の肉声

 24日までのNEWSISの取材をまとめると、独自入手した5分21秒の動画と音声には、20日午前11時ごろ、仁川市南洞区内のマンション駐車場で、30代女性が「車を移動してほしい」と言ったことから、元ボディービルダーの男性と口論が始まった様子が入っていた。

 公開された動画では、女性が「常識的に(見て車を)ここに止めてはいけないでしょう」と言うと、男性は「おい××、常識的なのはどっちだ」と反論した。

 この動画の3分2秒ごろでは、女性が「通報してください」と叫びながら周辺の人々に助けを求め、男性の妻が「警察を呼んで、『私が妊娠しているのに殴られた』と言えばいい」と言った後、男性が女性に対して一方的に暴行していたことが新たに分かった。

 そして、男性は「おい、この××、どの口が言っているんだ?」と言いながら女性の髪の毛をつかんで地面に押し倒し、女性を殴ったり蹴ったりした。男性は妻が引き止めても暴行を止めなかった。倒れた女性に向かってツバも吐いていたという。

 この暴行により女性は肋骨(ろっこつ)が折れて全治6週間と診断された。女性は「また出くわすのではないかと思うと怖い」と話している。

 一方、男性は「自分も妻も暴行を受けた」「しかも、女性は妊娠した妻を押した」と主張している。

 警察関係者は「詳しい状況を調べるため、現場で撮影された動画を分析しているところだ」「男性は現在、『相互暴行』と主張している。双方に事情聴取をした上で、審議委員会を開き、被害者と加害者を決める方針だ」と説明した。

チョン・イルヒョン記者、ハム・サンファン記者

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