韓国環境運動家「実はそこに行ったこともありません」 自身のうそ認め無罪勝ち取る

 行ってもいない環境保護活動を行ったと主張し、処罰の危機に直面した韓国の環境活動家が「実はその場所に行ったこともない」と法廷で告白し、無罪判決を受けた。ソウル中央地裁が24日に発表した。

 環境団体代表のA氏は、京畿道驪州市の南漢江の訪問記録だとし、「きょうもクグリ(和名・ズナガドジョウカマツカ)、ムンナプジャル(同チョウセンボテ)などの保護種をはじめ、約20種類の魚を見た。当然記録だけしてすぐに逃した」という文章を書いた。

【写真】「せき開放のおかげで絶滅危惧種が戻ってきた」→うそ投稿でした

 問題はクグリは絶滅危機野生生物2級で、捕獲は環境部長官の許可を得て、定められた手続きを踏まなければならない点だ。漢江流域環境庁はA氏を告発した。

 法廷に立ったA氏は、「実はクグリを捕まえるどころか、現場に行ってもいない」と告白した。当日自分は魚類モニタリング活動に参加せず、実際に参加した別の人物から「クグリを見たような気がする」という話を聞き、文章を書いたという。

 不法捕獲事実がないという事実が認められ、A氏は無罪となったが、自身のうそを認めなければならなかった。

カン・サング記者

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
関連フォト
1 / 1

left

  • ▲写真=UTOIMAGE
  • 韓国環境運動家「実はそこに行ったこともありません」 自身のうそ認め無罪勝ち取る

right

あわせて読みたい