朴智元・徐薫両氏の自宅捜索…国家情報院傘下機関に側近採用不正疑惑

 朴智元(パク・チウォン)元国家情報院長と徐薫(ソ・フン)元青瓦台国家安保室長を捜査している韓国警察が24日、強制捜査に着手した。

 ソウル警察庁反腐敗公共犯罪捜査隊は同日、職権乱用と採用不正の疑いが持たれている両氏の自宅を捜索したことを明らかにした。

【写真】西海公務員殺害事件を隠蔽…遺族から抗議を受ける朴智元・元国家情報院長

 両氏は自身の任期中に側近を国家情報院の傘下機関である国家安保戦略研究院に職権で就職させた疑いが持たれている。徐氏が採用したC氏は文在寅(ムン・ジェイン)前大統領の選対出身の人物とされる。

 C氏は同研究院に採用された後、2020年10月から昨年12月まで研究院が所有する建物内の事務室に部外者を招き、酒宴を開いていた疑惑が指摘されている。国家情報院はまた、C氏が研究院事務室を私的に利用したという疑惑を独自に調査し、10億ウォン(約1億600万円)規模の横領容疑が確認されたことから警察に告訴したという。

ミン・ヨンビン記者

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連フォト
1 / 1

left

  • ▲朴智元・元国家情報院長(左)と徐薫・元青瓦台国家安保室長

right

あわせて読みたい