月末の訓練で海自艦が旭日旗掲げ入港か 韓国国防部「国際慣例」

【ソウル聯合ニュース】韓国国防部のチョン・ハギュ報道官は25日の定例会見で、大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)発足20周年の高官級会合に合わせて韓国が主催する多国間海上訓練に参加する日本の海上自衛隊の艦艇が自衛艦旗を掲げて入港する可能性について、「自衛艦旗を掲げて入ってくるかどうか、今お話しすることはできない」としながらも、自衛艦旗の掲揚は「国際的な慣例ではないかと思う」と述べた。

 読売新聞は同日、同訓練に参加する海上自衛隊の護衛艦について、韓日両政府が今月末にも自衛艦旗を掲げて釜山港に入港させる方向で調整に入ったと報じた。

 チョン氏は「外国の港に艦艇が入港する場合、通常はその国の国旗や軍隊または機関を象徴する旗を掲げる」とし、「これは世界的に通用する共通事項と承知している」と述べた。そのうえで「国防部は国際慣例と相互主義にのっとり、全てのPSI参加国に同等の基準を適用することになる」と説明した。

 大量破壊兵器の拡散防止を目的に韓国南部の済州島で31日に行われる多国間訓練には、韓国、米国、日本、オーストラリアの水上艦7隻と航空機6機をはじめ、乗船検査を担う部隊などが参加する。日本が派遣する海上自衛隊の護衛艦「はまぎり」は、韓国で「日本軍国主義の象徴」と見なす声のある旭日旗に似た意匠の自衛艦旗を掲揚するとみられ、波紋が予想される。

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