現代自・LGエナジーが「韓国バッテリー同盟」 北米で合弁設立へ

【ソウル聯合ニュース】韓国の現代自動車グループと車載電池大手のLGエナジーソリューションは26日、取締役会を開いて北米で電気自動車(EV)用車載電池を供給するための合弁会社の設立を議決したと発表した。

 現代自動車グループが韓国の車載電池メーカーと北米に合弁会社を設立するのはSKオンに続いて2例目で、「バッテリー同盟」によって電池関連の自国生産を優遇する米インフレ抑制法に積極的に対応する計画だ。

 予想投資額は2028年までの6年間で5兆7000億ウォン(約6000億円)。両社が投資総額の半額を折半して出資し、残りを合弁会社による借り入れによって調達する。

 生産規模は年間約30ギガワット時(GWh)で、高性能EV約30万台を生産できる。 

 両社は近く合弁会社の設立手続きを終え、工場は今年下半期に着工する予定だ。2025年末の操業開始を目標としている。

 これに先立ち、両社は21年に約11億ドル(約1540億円)を投じてインドネシア・ジャカルタ近郊に車載電池の合弁会社を設立。23年上半期の完工を目指して工場を建設している。24年上半期から量産を開始する計画だ。

 現代自動車グループは先月、SKオンとの合弁法人の設立も発表した。

 両社は計6兆5000億ウォンを投資し、米ジョージア州にEV約30万台分に当たる年間35GWh規模の工場を建設する予定だ。操業開始は25年を目指す。

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