プーチン露大統領、ブラジルのルラ大統領に「ウクライナと対話する用意」表明

 ロシアのプーチン大統領が「仲裁者」を自任するブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルバ大統領との電話会談で、ウクライナと対話する用意があると強調していたことが分かった。ロイター通信などが26日(現地時間)に報道した。

 報道によると、ロシアのクレムリン(大統領府)は同日、「プーチン大統領とルラ大統領は電話で会談し、プーチン大統領はウクライナと対話する意志があることを重ねて表明した」と明らかにしたという。

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 ロイター通信はまた、「プーチン大統領は同日の電話会談で、来月14日から17日まで開かれるサンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)にルラ大統領の出席を要請した」とも報じた。ただし、ルラ大統領は「今はロシアを訪問することができない」と断ったとのことだ。

 ルラ大統領はロシアとウクライナの間で平和の仲裁者を自任してきた。先日、中国の習近平国家主席と電話会談した後には、「インド・インドネシア・中国と共にブラジルは平和を追求するため、紛争の双方と対話する用意があることを繰り返し強調した」と述べた。

 一方、ルラ大統領は今月19日から21日まで、広島で行われた主要7カ国首脳会談(G7サミット)に招待国の首脳として出席し、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談する予定だったが、日程上の都合で実現しなかったとのことだ。

ノ・ジャウン記者

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