尹東柱の詩で韓日友好 大阪の韓国系高校で朗読大会開催へ

【ソウル聯合ニュース】大阪の韓国系民族学校、白頭学院建国高校は30日、韓国の国民的詩人・尹東柱(ユン・ドンジュ、1917~45年)の作品の朗誦大会を開催すると発表した。

 韓国の全州紀全大と共催するこの大会は、日本による植民地時代に美しい詩を通じて平和の思想を広めた尹東柱の詩を朗読し、韓日両国の友好を深めるために開かれる。

 日本に住む高校生なら誰でも参加でき、韓国語が母語である人と母語でない人の二つの部門に分けて行われる。参加者は尹東柱の代表作「序詩」と自由に選んだ尹東柱の詩の2編を朗読する動画を撮影し、大会のホームページに投稿する。

 応募締め切りは6月9日で、予選通過者は6月24日に同校で開かれる本選に出場できる。入賞者には賞状と副賞が贈られる。

 白頭学院の関係者は、尹東柱の詩は1989年から日本の高校教科書に掲載されており、詩を読んだり研究したりする市民の集まりが増えているとして、朗読を通じて両国の若者たちが互いをより深く理解するきっかけを作ろうという趣旨だと説明した。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
あわせて読みたい