在韓日本大使館文化院長の「日本酒講座」が人気 韓国語で魅力発信

【ソウル聯合ニュース】日本の外交官が韓国で行っている日本酒の講座が高い関心を集めている。「国際きき酒師 中條院長と旅する日本酒の世界」と題した講座が30日夕方、ソウルの日本大使館近くにある居酒屋で開かれた。講師を務めたのは国際きき酒師の資格を持つ日本大使館公報文化院の中條一夫院長で、講座は通訳を介さず韓国語で行われた。

 講座は4回構成。先月行われた1回目のテーマは「日本酒の魅力:韓国伝統酒との共通点と相違点」で、この日のテーマは「日本酒のラベルの読み方」だった。

 参加者は公報文化院の公式インスタグラムで募集しているが、1回目は募集開始から1時間足らずで定員(約25人)を超えるなど、高い関心が寄せられた。年齢は20代から60代とさまざまで、女性の参加者が多いのも特徴だ。

 講座で中條氏は日本酒の製法や種類、ラベルの読み方などを豊富な知識で分かりやすく紹介。参加者からは日本酒の飲み方や選び方、保管方法などの質問が相次いだ。

 講座に参加した40代の韓国人女性は「今年の日本旅行で初めて日本酒を飲んだが、とてもおいしかった」として、「もう日本酒の基本的な種類は知ったうえで飲むことができる」と語った。仕事で何度も日本を訪れた経験があるという60代の男性は「ワインに比べて日本酒は選び方があまりにも難しい。もっと勉強しなくちゃ」と笑った。

 中條氏は「日本酒に対する関心と熱意が伝わってうれしい」と手応えを伝えた。7月に4年ぶりに開催される「ソウル酒フェスティバル」(韓国地酒輸入業協会中央会主催)の盛り上げにつなげていきたいと意気込みを語った。

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