早くやせるには「ダイエット成功後の自分の姿を想像すること」を繰り返すべき

 近づく夏に備え、ダイエットを始める人が多い。運動や食習慣の改善など、方法はさまざまだが、こうした努力とともに、ダイエット後の自分の姿を具体的に想像することが役立つ。

 英国プリマス大学の研究チームは、ボディマス指数(BMI)25以上の成人男女141人を対象に研究を行った。あるグループには動機づけ面接(MI)を、また別のグループは機能的映像訓練(FIT)をそれぞれ実施した。動機づけ面接は、まさに言葉の通り、ダイエットの動機を高める話を専門カウンセラーが進めていく方法だ。機能的映像訓練はさらに一歩前進し、ダイエットに成功した自分の姿をとても具体的に想像する方法だ。一例として、自分がダイエットに成功したときどんな服を着て、人々とどんな会話をし、周囲の視線はどのように変化するかを表情や声のトーンなどに至るまで、細かく想像させる。

 研究チームは6カ月間にわたり、それぞれの方法でダイエットを進めさせた。相談時間はどちらも4時間を超えず、食事のアドバイスも特にしなかった。その後、ダイエット開始から6カ月目に参加者の体重やウエストサイズを測り、12カ月後に再び測定した。

 その結果、機能的映像訓練を実施したグループは、動機づけ面接だけを実施したグループに比べ、体重の減量効果が確実に大きかった。6カ月の時点で機能的映像訓練グループは体重が平均4.11キロ、ウエストは7.02センチ減った。一方、動機づけ面接グループはそれぞれ0.72キロ、2.72センチの減少に過ぎなかった。12カ月の時点では、両グループの差が一段と広がった。機能的映像訓練グループの場合は6.44キロ、9.1センチ減ったが、一方動機づけ面接グループはそれぞれ0.67キロ、2.46センチ減少した。動機づけ面接グループの場合、6カ月の時点よりも体重とウエストがどちらもやや増えている。

 この研究結果は「International Journal of Obesity」に掲載されている。

イ・ヘナ記者
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