夜中のゴルフ場に潜水服で…ロストボール5万5000個を盗んだ60代男を逮捕 /済州

 深夜にゴルフ場の敷地に侵入し、5万5000個以上のロストボール(競技中にコースを外れプレーヤーが探すのを諦めたボール)を盗んで転売した60代の男ら2人が裁判を受けることになった。2人はゴルフ場の池でロストボールを拾うため潜水服まで準備していた。

 済州地検は2日、特殊窃盗の容疑で60歳の男を逮捕・起訴し、共犯の別の男も在宅で起訴したと発表した。

【写真】潜水服を着て池の中でロストボールを拾っている主犯の男(西帰浦警察署)

 男らは2021年12月から今年2月まで済州地域の複数のゴルフ場を回り、ウォーターハザード(ゴルフコースにある池、川、海などの障害物)などに落ちたゴルフボール5万5000個以上を盗んで転売した疑いがある。

 警察の調べによると、男らは警備が緩くなる深夜の時間帯を中心にボールを集めていた。ゴルフ場に無断で侵入すると、事前に準備した潜水服やチェストハイウェーダー(胴付き長靴)を着用し、ウォーターハザードの中で長い回収機を使い底にあるゴルフボールを一つずつ拾っていった。

 2人はゴルフボールを専門に買い取る2人の業者にボール1個当たり200ウォン(約21円)で売却し、総額で3000万ウォン(約320万円)以上を手にした。2人の業者はゴルフボールを転売していた。業者2人も、盗品と知りながら買い取ったとして略式起訴された。

 警察は関連する情報を入手した上で、先月2日に西帰浦市の男の自宅近くで男を現行犯逮捕した。

チョン・ヒョンジン記者

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