「韓国に迷惑かけた」…望遠市場での非衛生行為で日本のテレビ局社長が謝罪

 ソウル・望遠市場のある飲食店で番組の撮影をしていた日本のお笑いタレントが、非衛生的な行動をして物議を醸した件を巡り、同番組を放送している日本のテレビ局の社長が公式謝罪した。

 TBSの佐々木卓社長が、5月31日に開かれた定例会見に出席し、お笑いコンビ「相席スタート」の山添寛の望遠市場における「衛生テロ」問題について自ら謝罪したという。日本のメディアが2日に報じた。

 佐々木社長はこの日の会見で「まず、韓国のお店と関係者の皆様に大きな迷惑をおかけいたしました。それから、日本で番組を楽しくご覧になっていた視聴者の皆さまに不快な思いをさせてしまいました。大変申し訳なく思っております」と謝罪した。

 問題になったのは、5月2日に放送されたTBSのバラエティー番組『ラヴィット!』での一場面。当時、出演陣は望遠市場を訪れてさまざまな食べ物を味見する様子を撮影していた。このとき山添寛は、タッカンジョン(甘辛いソースをかけた鶏のから揚げ)店を訪れた際、店先にあった販売中のタッカンジョンを使用済みのつまようじで刺して食べた。

 彼の突発的な行動に驚いた共演者らは「マナーが悪い」「今のは絶対ダメ」と言った。これを見た店員もすぐに腕でバツ印を作ってみせて阻止した。しかし山添寛は「おいしい」と言うだけで、自分の行動を謝罪はしなかった。

 この場面が論争になった後、TBS側は5月5日の放送で番組のアナウンサーが放送中に遺憾を表明していた。その後も論争が鎮まらなかったことを受け、最終的に社長が自ら公開謝罪したものとみられる。

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  • ▲韓国ソウルの望遠市場

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