韓国国防相「北は核で脅迫する国」 アジア安全保障会議で演説

【シンガポール聯合ニュース】シンガポールを訪問している韓国の李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防部長官は3日、アジア安全保障会議(シャングリラ会合)で演説し、「北は核兵器を使用して特定国を先制攻撃すると脅迫する唯一の国家」と批判した。

 北朝鮮のこうした動きは第2次世界大戦以降、国際社会が守ってきた核拡散防止体制に反する違法行為で、域内の軍備競争を招いていると指摘した。韓国が韓日、韓日米間の安保協力を強化しているのも、北朝鮮の核・ミサイル脅威から域内の自由と平和を守るための不可欠な措置と説明。それだけ北朝鮮の脅威は域内の安保構図を揺るがす重大な挑戦と強調した。

 また北朝鮮の核・ミサイル挑発を擁護する一部の国を批判した。

 李長官は「一部の国家は『ルール基盤の秩序』に違反する北の違法な行為を放棄している」とし、「一部国家の反対で、前例のない北のミサイル挑発にも国連安保理の新たな決議は採択されていない」と指摘した。北朝鮮に対する制裁強化に反対する中国とロシアを指す発言とみられる。

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