哨戒機レーダー照射問題から5年…韓日国防相「再発防止策をまとめ北朝鮮問題で協力」

3年6カ月ぶりに国防相会談

 これに先立ち韓日の国防相と米国のオースチン国防長官は3日、3カ国による国防相会談を行い、北朝鮮の核とミサイルの脅威に共同で対処する方策について協議した。3カ国の国防相は北朝鮮のミサイルに対する探知や評価のレベルを高めるため、ミサイル警報情報をリアルタイムで共有するシステムを年内につくることで一致し、その具体策については今後の実務協議で検討することにした。李長官は「北朝鮮のミサイルに対する警告情報のリアルタイム共有に向け、現在韓米間、そして米日間で運用している情報共有システムを互いに連動させることで一致した」と説明した。

 現在、韓米間、米日間にはリアルタイムで情報を共有するシステムが構築されているが、韓国軍と日本の自衛隊の間ではこのようなシステムは存在しないため、2014年に締結された韓米日情報共有協定(TISA)を活用し、米国を通じた情報共有が行われている。3カ国の国防相は北朝鮮による先日の宇宙ロケット打ち上げについても「国連安保理決議に対する深刻な違反行為であり、これを強く非難するとともに3カ国の協力拡大に加え国際社会とも協力し、断固たる対応を取っていく」と明らかにした。さらに3カ国による対潜水艦訓練や海上ミサイル防衛訓練などを定例化する方針も再確認した。

 李長官は中国の李尚福・国務委員兼国防相とも韓中国防相会談を行い、北朝鮮の非核化と韓半島の平和と安定に向け中国が建設的な役割を果たすよう求めたという。韓国国防部が明らかにした。

ユ・ヨンウォン軍事専門記者

【図】韓日「レーダー照射問題」の経緯

前のページ 1 | 2 次のページ
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
関連フォト
1 / 1

left

  • ▲韓国国防部(省に相当)の李鐘燮長官(左)と日本の浜田靖一・防衛大臣

right

あわせて読みたい