国産ロケットで打ち上げた衛星 初期運用は順調=韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国科学技術情報通信部と韓国科学技術院(KAIST)は6日、国産ロケット「ヌリ」で先月25日に打ち上げた衛星8基のうち6基が宇宙で正常に作動していることを明らかにした。

 KAISTの人工衛星研究所が開発した主衛星の次世代小型衛星2号は、初期運用が順調に進んでいる。共に搭載されたキューブサット(超小型衛星)7基のうち、信号が確認された5基も姿勢制御など任務開始に向けた準備段階に入った。

 次世代小型衛星2号は搭載した合成開口レーダー(SAR)アンテナをはじめ、姿勢制御システム、電力系、推力装置などが正常な状態を維持しているという。

 同研究所の次世代小型衛星2号事業団長は聯合ニュースに「打ち上げ以降に数十回、計画通りに信号の受信が行われた」とし、「今週から搭載体の機能点検に入る」と明らかにした。初期運用プロセスが順調に進んでいるとしながらも、「(衛星から)映像を取得するまでは気を抜けない」と語った。

 次世代小型衛星2号は打ち上げから1カ月かけて衛星本体の細部機能を点検する。3カ月以内に全ての搭載体の細部機能点検を終えれば、正常な任務遂行に向けた衛星状態の最適化が完了する。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
あわせて読みたい