WBC中に東京都内で飲酒した韓国代表に制裁金…金広鉉500万ウォン、李庸燦と鄭哲元は300万ウォン

 今年3月に行われた野球の国際大会「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」期間中に飲酒をしたとして物議を醸した金広鉉(キム・グァンヒョン、34)=SSGランダース=、李庸燦(イ・ヨンチャン、34)=NCダイノス=、鄭哲元(チョン・チョルウォン、24)=斗山ベアーズ=の各投手に対し、韓国野球委員会(KBO)が制裁金と社会奉仕という懲戒処分を下した。金広鉉は制裁金500万ウォン(約53万円)と社会奉仕80時間、李庸燦と鄭哲元は制裁金300万ウォン(約32万円)と社会奉仕40時間の懲戒処分を受けた。

【写真】WBC中の飲酒を釈明…頭を下げる金広鉉・李庸燦・鄭哲元

 KBOでは7日、3投手に対する賞罰委員会を開き、こうした決定を下したことを発表した。3投手は大会期間中、東京都内の飲食店で酒を飲んでいたことが後になって明らかになり、賞罰委員会に付された。3投手は飲酒の事実を認めて謝罪した上で同日の賞罰委員会に出席、「どのような結果でも謙虚に受け入れる」と語った。ただし、3投手は「試合前日は飲酒していない」と主張している。KBOは懲戒処分の理由に「品位を損なう行為」であることを挙げた。

 KBOは3投手に面接調査を実施したほか、東京都内の接待を伴う飲食店の管理者との通話を経て、3投手とも試合前日はこうした飲食店に行っていなかったと結論付けた。さらに、3投手のクレジットカード使用内訳などを確認した結果、金広鉉は韓国代表選手団が東京に到着した3月7日と、日本戦(10日)終了直後の11日未明に飲食店を訪れており、鄭哲元は11日に一度、金広鉉と同席したことが明らかになった。李庸燦は日本戦終了後、2投手とは別に飲食店を訪れたことが確認された。

 また、KBOでは「韓国代表チームの選手のうち、海外のリーグでプレーする金河成(キム・ハソン)とトミー・エドマンの2選手を除くKBO所属選手を対象に3回の全数調査を実施して確認した結果、3投手以外には接待を伴う飲食店に出入りした選手はいなかった」とも発表した。

 韓国はWBCで9日(オーストラリア)、10日(日本)、12日(チェコ)、13日(中国)に試合を行った。KBOは「成績も競技力もご期待に及ばなかった大会で、韓国代表チームの選手たちが飲酒問題を起こしたことについて深くおわび申し上げる」「今後は韓国代表運営規定をさらに細分化し、徹底的に準備した上で再発防止に努める」と述べた。

キム・ヨンジュン記者

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  • ▲7日、韓国野球委員会(KBO)賞罰委員会に出席し、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)期間中の飲酒問題について釈明した、写真左から金広鉉(キム・グァンヒョン)、李庸燦(イ・ヨンチャン)、鄭哲元(チョン・チョルウォン)の各投手。写真=NEWSIS

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