元韓国KBSアナの共に民主・高ミン廷議員、受信料徴収問題で大統領室に抗議書簡を渡すも…白紙でした

大統領室「当惑」

 韓国野党・共に民主党が7日、ソウル市竜山区の韓国大統領室庁舎前を訪れ、KBS受信料分離徴収に反対するとして渡した抗議の書簡が白紙だったことが分かった。

 共に民主党の言論自由対策特別委員会と国会科学技術情報放送通信委員会所属の議員らは同日、大統領室前で記者会見を開き、「大統領室はKBSテレビ受信料の分離徴収推進を通じ、公共放送の締め付けをしている」「権力に対する批判と監視、公共の利益のための服務など、公共放送としての責務を放棄し、『親尹(尹錫悦〈ユン・ソンニョル〉大統領寄りの)放送』をしろ、と露骨に公営放送に揺さぶりをかけている」と批判した。

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 言論自由対策特別委員会の高ミン廷(コ・ミンジョン)委員長(国会議員)は「受信料分離徴収問題は法改正事案だと判断されるが、何ら議論をしようという話もない状況だ」「野党としては統合・協治をしようという大統領室の意志があるのかどうか疑問だ」と述べた。

 さらに、「詳しい内容は(封筒の)中に入っているので、大統領とよく話し合ってほしい」として、抗議書簡をチョン・ヒギョン大統領室政務第1秘書官に渡した。

 ところが、大統領室関係者らが封筒の中を確認した結果、白紙の状態のA4用紙2枚だけが入っていたという。ある大統領室関係者は「最初は単純なミスなのか、それとも白紙に何らかのメッセージが込められているのか分からなかった」と語った。

 共に民主党や高ミン廷議員室などによると、「白紙書簡」は実務担当者らの単純ミスであり、その後、あらためて書簡を大統領室に渡したとのことだ。

 大統領室関係者は「共に民主党側は『ミスだった』と言って封筒を再び渡してきた」「書簡には既に発表された声明書と同じ内容だったと聞いている」と話している。

キム・ジョンウ記者

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  • ▲共に民主党の高ミン廷(コ・ミンジョン)言論自由対策特別委員長らが7日、ソウル市竜山区の韓国大統領室前で、KBS受信料分離徴収に反対する記者会見を行った。写真=聯合ニュース

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