ソウル市民の10人に8人「子どもは経済的に負担」…15都市で「最下位」【独自】

 ソウル市民の10人に8人は「子どもを経済的に負担と感じている」という調査結果が5月29日に発表された。これは調査対象の世界主要15都市で最下位だった。反対に、「子どもの成長を見るのは人生最大の喜びだ」という回答は68.1%にとどまった。子どもを「喜び」よりも「負担」と考える回答が多い都市はソウルと東京(「喜び」60.1%、「負担」65.0%)だけだった。その差はソウルの方が大きく、韓国の合計特殊出生率が世界最低に下がった要因と分析されている。ソウル市民の「暮らしの満足度」も15都市で最下位だった。

【表】「子どもは親にとって経済的に負担?」世界各都市の調査結果は

 これは、ソウル大学アジア研究所と韓国リサーチが「アジア人の家族と幸せ」というテーマで、ソウル、ニューヨーク、北京、東京、パリ、ハノイなど15の大都市で暮らす満18-59歳の市民1万500人(各都市700人)を対象に、昨年末実施したアンケート調査の結果だ。

 「子どもは親にとって経済的に負担だと思うか」という質問にソウル市民の81.0%が「そう思う」と答えた。これは14位のリヤド(サウジアラビア)の66.3%より14.7ポイント高かった。その一方で、ジャカルタ(インドネシア)は「負担」という回答が24.4%にとどまった。「子どもの成長を見るのは人生最大の喜びだ」という回答はアンカラ(トルコ)とハノイ(ベトナム)で93%を超えた。昨年の韓国の合計特殊出生率は0.78、ソウルは0.59と全国最下位だった。

 また、「現在の生活に満足している」と答えた割合も、ソウルは42.3%で15都市中最下位だった。これは1位の北京(中国、84.9%)や2位のニューデリー(インド、80.3%)の半分程度だ。

ユン・ジンホ記者

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