食べ残しキムチで作ったキムチ汁を客に提供、8店舗摘発 /釜山

食べ残しキムチで作ったキムチ汁を客に提供、8店舗摘発 /釜山

 客が食べ残したキムチなどを再び別の客に出すなど、食品衛生法に違反した釜山市内の飲食店11店が摘発された。釜山市特別司法警察課が8日に発表した。

 発表によると、今年4-5月に釜山市内の食品接客業者225店を対象に不法行為を取り締まった結果、違反業者11店が摘発された。このうち、客が食べ残した物を再利用した店は8店、中国産唐辛子粉や中国産シジミ汁を韓国産だと原産地を偽った店が2店、届を出さずに一般飲食店として営業した店が1店だった。

【写真】種類別でタッパーにまとめられた食べ残しのキムチ

 今回の取り締まりは運転手食堂、クッパ(汁ご飯)店、定食屋など、韓国料理を出す飲食店を中心に行われた。韓国料理はほかの店に比べ小皿料理が多く提供され、1人で食事をすることもあるため、残飯が多いと予想されていた。

 摘発された店の中には、客が食べ残した白菜キムチを再利用してキムチ汁に作り直した店があった。また別の店では、取り締まり捜査官が食事をした際に残したものをそのまま別の客のテーブルに出そうとして発覚した店もあった。家族経営の店ということで、再利用行為が調理場内でひそかに行われている店もあった。

 飲食物を再利用したり、届を出さずに飲食店を経営したりする行為は、3年以下の懲役または3000万ウォン(約320万円)以下の罰金に処せられる。食品の原産地を偽った場合は7年以下の懲役か1億ウォン(約1100万円)以下の罰金に処せられる。

 釜山市特別司法警察の関係者は「市民が安心できる健全な外食文化を作るため、今後も引き続き指導・取り締まりを行っていく」と語った。飲食店などで料理の再使用など違法行為を目撃したら、食品医薬品安全処の不正・不良食品通報センター(1399)や国民権益委員会の国民申聞鼓(オンライン政府陳情ポータルサイト)を通じて通報・情報提供ができる。

チェ・ヘスン記者

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連フォト
1 / 1

left

  • 食べ残しキムチで作ったキムチ汁を客に提供、8店舗摘発 /釜山
  • 食べ残しキムチで作ったキムチ汁を客に提供、8店舗摘発 /釜山

right

あわせて読みたい