韓国で「スラムダンク」人気冷めず イベントで「開店ダッシュ」

韓国で「スラムダンク」人気冷めず イベントで「開店ダッシュ」

【ソウル聯合ニュース】韓国で日本の人気漫画「SLAM DUNK(スラムダンク)」の人気がアニメーション映画公開以降も続いている。同作には「オヤジの栄光時代はいつだよ。オレは今なんだよ」という主人公・桜木花道の名ゼリフがあるが、同作は韓国で今、栄光時代を迎えていると言える。

 本と出版に関する多様なイベントが行われる韓国最大規模の書籍の展示会「2023ソウル国際ブックフェア」が14日、ソウルの総合展示場・COEXで開幕し、来場者が開場と同時に走って「SLAM DUNK」の単独ブースに向かう姿が見られた。

 初日のこの日、「SLAM DUNK」のブースには会計を待つ人の長蛇の列ができ、漫画キャラクターの等身大のポスターと写真が撮れる場所にも列ができた。

 20代の来場者は「仕事を休んで来ることができた。『スラムダンク』の漫画本を買いたかったが、ここで安く買えてグッズももらえると聞いで来場した」と話した。

 原作漫画の翻訳版を発行している韓国の出版社「大元C.I.」の関係者は「10時にオープンしてすぐに人が並び始め、これが聞いていた『開店ダッシュ』なんだと思い、急いでスタッフを増やした」と説明した。

 同ブースでは「スラムダンク」オリジナル版、新装再編版、プレミアムボックス版などが販売され、一部は定価から10%割引した価格で購入することができる。購入した商品や購入額に応じてグッズが贈られ、これを目当てにしたファンが集った。大元C.I.の関係者によると、オープンから1時間で売上額が600万ウォン(約66万円)を超えた。

 韓国で1990年代に大きな人気を集めた漫画「SLAM DUNK」を原作とするアニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」は今年1月に公開され今月13日時点で468万人の観客を動員した。韓国語版の漫画は「新装再編版」の販売部数が140万部を記録し、オリジナル版やプレミアムボックス版などを合わせると累計250万部に達する。

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