怪談におびえる韓国の鮮魚店主たち「根拠のないデマで商売上がったり」

怪談におびえる韓国の鮮魚店主たち「根拠のないデマで商売上がったり」

 (アンカー)

 福島原発汚染水放出を前に、韓国国内の水産物業界が大きな打撃を受けています。科学的も根拠なく危険性ばかりが浮き彫りにされ、消費者の間で水産物を避ける現象が起こっています。

 キム・チュンリョン記者が水産市場の方々にお話を聞きました。

【TV朝鮮ニュース動画】怪談におびえる韓国の鮮魚店主たち「根拠のないデマで売れない」

(記者リポート)

 水産市場が閑散としています。 通路にいるのはお客さんを待つ店の人々がほとんどです。

 水産業界関係者によると、今月に入って水産物の消費は前年より30-40%減少したそうです。

 不景気による消費縮小も原因ですが、日本の水産物に対する不安が強くなったせいです。

 (イ・ドンフンさん /鷺梁津市場の商店主)

 「『(通関)手続きからずっと検閲が入っているので、安全にお召し上がりいただけます』とお話ししています。反応はあまりよくはないですが…」

 現在、日本の福島など8県の水産物の輸入は禁止されていますが、「最近、福島産のホヤが韓国で売られている」というデマが流れました。フェイクニュースでした。

 (水産業協同組合中央会関係者)

 「福島の近くからホヤが輸入されているという根拠のない話が飛び交うと、急に韓国の養殖魚が旬なのに売れなくなって…」

 政界が先頭に立ってフェイクニュースを広めていることに、市場の人々は不安を感じています。

 (チャ・ドクホさん /鷺梁津市場の商店主)

 「狂牛病(牛海綿状脳症〈BSE〉)の時は牛肉の問題があったし、鳥インフルエンザが発生した時は鶏肉とか…徹底的に検証しているので、信じて召し上がっていただけます。私も食べるし、うちの家族も食べるので…」

 韓国政府は原発汚染水に対する行き過ぎたデマの流布に関して司法措置を取ると警告しています。

 TV朝鮮のキム・チュンリョンがお伝えしました。

(2023年6月14日放送 TV朝鮮「ニュース9」より)

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連フォト
1 / 1

left

  • 怪談におびえる韓国の鮮魚店主たち「根拠のないデマで商売上がったり」
  • 怪談におびえる韓国の鮮魚店主たち「根拠のないデマで商売上がったり」

right

あわせて読みたい