共に民主党の訪中団、チベットでの行事にモンゴル・トンガ・バヌアツなどの政府関係者らと出席…党内からも懸念の声

 中国政府の招待を受けチベットを訪問した韓国野党・共に民主党議員らは「今回の訪問で中国によるチベットでの人権弾圧問題がごまかされる」との懸念について「(韓国)国内で否定的な世論があるかどうかは知らない」と述べた。米国など西側諸国は「民族抹殺(ジェノサイド)」という言葉まで使いチベットでの人権問題を深刻に受け止めている。韓国の政界では「共に民主党は親中路線を強調することで『中国の夢』の脇役に自ら立ち、人権弾圧から顔を背けた」との指摘が相次いでいる。

 都鍾煥(ト・ジョンファン)議員、朴釘(パク・チョン)議員、キム・チョルミン議員、ユ・ドンス議員、金炳周(キム・ビョンジュ)議員、閔炳徳(ミン・ビョンドク)議員、申賢栄(シン・ヒョンヨン)議員の7人は「第5回チベット観光文化国際博覧会」に出席するため北京を経て17日夕刻にチベットのラサに到着した。

 団長を務めた都議員は現地で韓国メディアの取材に「今(韓国)国内で(今回の訪中について)どれほど否定的な世論があるかは知らない」「ここに来ないで外からさまざまな推測をしているのだろう」との考えを示した。今回のチベット訪問に対する韓国国内での懸念をメディアによる世論誘導と見なしているようだ。都議員は祝辞で「純粋で美しい神秘の地であるチベットに招待してくださったことを感謝する」と述べた。

 中国中央テレビ(CCTV)や中国中央宣伝部傘下の「中国文明網」などが報じた内容によると、今回の行事に出席した海外からの主な人物はネパール、モンゴル、南太平洋の島国バヌアツ・ミクロネシア・トンガ、シリア、ボツワナなどの政治家や大使、代表団、そして韓国の共に民主党議員らだったが、西側諸国からの出席者はいなかったようだ。これについて共に民主党議員団の関係者は「(西側から出席者がいないことについて)われわれが評価すべきことではない」「韓国と中国の交流を示すものだ」とコメントした。

 しかしこれら一連の親中の動きについては共に民主党内からも懸念の声が出ている。米国に滞在中の朴映宣(パク・ヨンソン)元中央ベンチャー企業部(省に相当)長官は17日(現地時間)、現地在住韓国人らとの懇談会で「中国の夢は(習近平・国家主席)自身と中国の影響力を強めるためにつくり上げた政治的な戦術だ」とした上で「中国が米国との競争でリードすることは2050年までは不可能だろう」「米中対立の中で韓国も知恵を発揮すべきだ」と指摘した。

北京=イ・ボルチャン特派員、ヤン・ジホ記者

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  • ▲チベットのラサで開催された観光文化国際博覧会に出席した韓国野党・共に民主党の都鍾煥議員。17日撮影。/聯合ニュース

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