独ベルリン自由大学講義室に割れたスイカの横断幕、共に民主・李在明支持者らが乱入騒ぎ

大声で「李在明代表をいじめるな」

 6月12日(現地時間)午後、ドイツ・ベルリン自由大学のある講義室。大学側の招待で行われることになった野党・共に民主党の李洛淵(イ・ナギョン)元代表による「韓半島(朝鮮半島)平和講演」の会場に突然、割れたスイカの絵が描かれた大きな横断幕が登場した。横断幕には真っ二つに割れた大きなスイカの絵があり、その上に、「李在明党代表を中心に」と書かれていた。スイカは「表側は共に民主党、中身は(与党)国民の力」を意味する隠語で、李在明代表の熱狂的な支持者たちが「非明系(非・李在明系)」を攻撃するのに主に使われる。

【写真】割れたスイカが描かれた横断幕

 この横断幕を持って講義室に現れた女性5-6人は「スイカのようなことをしてはいけない」「李在明代表をいじめるな」と叫んだ。海外で活動している李在明代表の強硬な支持層「海外『ケッタル』」たちだ。彼らは講義室の後方に座り、李洛淵氏の講演を聞いて質問もした。ある女性は聴衆の面前で李洛淵氏に「なぜ尹錫悦(ユン・ソンニョル、大統領)のことは悪く言わないのか」と言った。李洛淵氏は「私が今、している講演活動こそ現政権の問題を指摘するものです」と答えたという。一部の「ケッタル」たちは「李洛淵氏が帰国する24日に仁川国際空港に行って卵を投げつけよう」とネットで呼びかけている。

 来年の国会議員総選挙出馬に備える「親明系(親・李在明系)」の人々は最近、「非明系」議員の地方区で「スイカ食べチャレンジ」をしてソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)にアップしている。9日には親明系のヒョン・グンテク弁護士が親・李洛淵系のユン・ヨンチャン議員の地方区(京畿道城南市中院区)で支持者たちと一緒にスイカを食べ、11日にはイ・ギョン常勤副報道官が非明系の重鎮イ・サンミン議員の選挙区(大田市儒城区乙)でスイカジュースを飲んだ写真をSNSに掲載した。17日に仁川市内で行われた福島原発汚染水海洋放出糾弾大会では、李在明代表の支持者たちが演壇に立った孟聖奎(メン・ソンギュ)議員に向かって「スイカは降りてこい」「なぜ李在明を攻撃するんだ」と叫び、演説を妨害する騒動が発生した。孟聖奎議員も「なぜ降りなければならないんだ!」「静かにしろ」と対抗した。

チュ・ヒヨン記者

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