共に民主の「選択的屈辱」は度を越している【コラム】

日本大使が「ベッティング、後悔」発言をしたら激しい「ノー・ジャパン」抗議が起こったはず
いくらダブスタが特技でも、日本には屈辱を感じて中国には何も感じないのか

 筆者が暮らしている地域の共に民主党の国会議員は最近、あちこちに垂れ幕を掲げた。「独島に行ってきました。対日屈辱外交を必ず食い止めます」と書いてあった。何をもって屈辱と言っているのか、首肯し難いが、野党議員らは大統領の対日外交を屈辱だと決め付け、攻撃できると思っている。しかし、物差しは正大かつ一貫したものであるべきだ。この議員は、中国大使の妄言に対してはこれまで何の垂れ幕も掲げていない。この議員だけではない。野党議員の中で、中国大使の発言に憤怒と屈辱を感じ、抗議した人がいるというニュースを聞いたことがない。

 李在明(イ・ジェミョン)代表は事件直後、「中国政府の態度は適切なものではないが、国益を守り抜くため共同で協調する方向を探るのが重要ではないか」と語った。正しい発言だ。相手がぞんざいに出てきても、われわれは品格を守ればいい。しかし、李代表が「日本政府の態度は適切なものではないが、国益を守り抜くため共同で協調する方向を探るのが重要ではないか」と言ったことがあるとは聞いたためしがない。いくらネロナムブル(自分がやったらロマンス、他人がやったら不倫。ダブルスタンダード)が特技でも、巨大野党の選択的屈辱と選択的憤怒は度を越している。

李漢洙(イ・ハンス)文化部長

【写真】ケイ海明・駐韓中国大使との夕食会に臨む共に民主党の李在明代表

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