ワグネル創設者「ロ軍トップは嘘でプーチン氏をだまし、ウクライナ戦争を起こした」

【NEWSIS】ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏は23日(現地時間)、ロシアがウクライナに侵攻した理由について「ロシア軍トップが嘘でプーチン大統領をだましたからだ」と主張した。

 AFP通信やCNNなどによると、プリゴジン氏はテレグラムに動画を掲載し、その中で「ロシア国防省は『ウクライナとNATO(北大西洋条約機構)全体がロシアを攻撃する計画だ』として国民とプーチン大統領を動かし、警告することで昨年2月24日の『特別軍事作戦』が始まった」と主張した。

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 プリゴジン氏は「ロシア国防省によるねつ造は日常の些細なことにも浸透している」と指摘し、プーチン政権が「侵略戦争はウクライナの非武装化、非ナチス化のため」とするプーチン政権が掲げる大義名分も一蹴した。

 その上でプリゴジン氏は「ウクライナ戦争はショイグ国防相が元帥に昇進するために必要だっただけだ」「ウクライナを武装解除し、非ナチス化する戦争など必要なかった」と訴えた。

 プリゴジン氏は「ロシア上層部の利益のためにもウクライナ戦争は必要だった」と主張した。

 プリゴジン氏は「オリガリヒたちは戦争を必要としていた。今もロシアを実際に支配する勢力が戦争を望んだ」と批判した。

 プリゴジン氏は「ロシアの戦争目的は、亡命中でプーチン大統領と親しい親ロシア派のメドヴェドチュクをウクライナの大統領とし、ウクライナを分割することにある」とも述べた。

 プリゴジン氏はさらに「ロシアが戦争を実行に移す前にウクライナのゼレンスキー大統領と平和協定を締結する可能性が高かった」とも指摘し、「戦争によりロシア軍の最精鋭部隊を含む数万人の将兵が無駄に犠牲になった」と批判した。

イ・ジェジュン記者

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