「どこにいまちゅかぁ?」 米フロリダのハンドウイルカの親19頭、子どもと話すときに赤ちゃん言葉を使っていた

 小さい子どもに接する時、人間が高い声にしたり、赤ちゃんのような言葉遣いをしたりするように、平均知能(IQ)が70-90と動物の中では知能が高いイルカも子どもにはより高い周波数でコミュニケーションするという研究結果が発表された。英紙ガーディアンが27日(現地時間)に報道した。

【写真】済州島の水族館から17年ぶりに海に戻るミナミハンドウイルカ

 報道によると、米国のハンプシャー・カレッジや英スコットランドのセント・アンドリューズ大学などに所属する研究チームが1984年から2018年まで米フロリダ州サラソタ湾付近に生息するハンドウイルカの親19頭を追跡観察し、彼らが口から出す音のデータを収集した結果、ハンドウイルカの親は赤ちゃんイルカの位置を把握するために話しかける時、普段より高い周波数の音を出すことが確認された。

 研究共同著者であるセント・アンドリューズ大学の生物学者ピーター・タイアック氏は「研究に参加した親イルカ19頭すべてにこのような特徴があった」と語った。

 専門家らは、人間やイルカが子どもの個体と話す時、話し方や声が変わる理由は、言語能力を発達させるためだと推定している。また、一般的に子どもたちはより高い周波数に集中する傾向があり、子どもたちの関心を引き続けようと親たちが声を変えるという仮説もある。

 同紙は、人間やイルカ以外にもメスのアカゲザルなどが子どもの個体群と会話をする時に声を高くしたり、言葉をゆっくりにしたりするなど、自分の声色を変える、と報じた。

ユ・ジェイン記者

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