「どうか生活させて」 窮状訴える韓国の漁業関係者たち「韓国の海を汚している張本人は政治家・マスコミ・エセ専門家たちだ」

【デマに立ち向かう人々】韓国沿岸漁業関係者中央連合会、国会訪れ窮状訴える

 韓国沿岸漁業関係者中央連合会は28日、ソウル・汝矣島の国会議事堂正門前で集会を開き、「韓国の海と水産物を汚染している真の張本人は福島原発汚染水放出に関して歪曲(わいきょく)された情報により国民を扇動する政治家・マスコミ・エセ専門家たちだ」「水産関係者や水産物販売関係者を人質にした『人質劇』はもうやめろ。漁業関係者が生活していけるようにしてほしい」と訴えた。

【写真】韓国沿岸漁業人中央連合会が告発した徐鈞烈・ソウル大名誉教授

 同連合会のキム・デソン会長は「福島の海水が韓国の海にまで来るというのは科学的に根拠が全くない話であるのにもかかわらず、一部の専門家と政治家は扇動するかのようにフェイクニュースを量産している」「7月10日の釜山を皮切りに、漁業現場を回りながら、福島『怪談』を阻止するのに総力を挙げる」と言った。

 同連合会は陸地から近い海域で小型漁船により漁業に従事している漁業関係者の団体だ。韓国海洋水産部によると、今年初め現在で約1万7000人が加入しているという。

カン・ウリャン記者、キム・ガヨン記者

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  • ▲28日、ソウル・汝矣島の国会議事堂、与党・国民の力本部、野党・共に民主党本部を訪れた「韓国沿岸漁業関係者中央連合会」の会長団。ひざまずいて「福島原発汚染水のフェイクニュースで死にそうだ」と訴えた。写真=キム・ガヨン記者

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