維新・馬場代表に聞く「なぜ維新の会は日本で人気があるの?」

-なぜ維新の会は日本で人気があるのか。

 「日本維新の会は自民党と同じく保守だが、改革保守だ。余分なものを落とせば国民は納得する。例えば(日本維新の会が過半数を確保している)大阪府議会では過去12年間で議員定数を109人から79人に減らし、給与も30%削減した。政治家自ら損をする改革を実行すれば、官僚に対しても政策面においても同じ改革を進めることができる」

-自民党と手を結び「戦争できる日本」に向かうのか。

 「(平和憲法である)憲法第9条の見直しについては歴史問題で多くの人が心配していることは知っているが、『自衛隊は必要ない』と考える日本人も今『ゼロ』だと思う。永世中立国とされるスイスにも軍隊はある。憲法を見直して自衛隊を軍隊として認め、その一方で(自衛隊が)先制攻撃を行う部隊でも組織でもなく、国を自ら守る軍隊であることを明確にするということだ」

-岸田内閣の「反撃能力保有」の主張に賛成か。

 「もし北朝鮮が日本の国土を攻撃するか、そのような状況が非常に近づいた場合、相手国の領土ではなく、(日本を)攻撃する武器や装備を(自衛隊が)攻撃することには賛成する。しかし戦争を行うという形の先制攻撃には反対だ。率直に言って日本は戦争などできない。最近の若い世代に『戦争が起こったら軍隊に行くか』と聞いたら、即座に『嫌だ』と答えるだろう」

-元から政治家志望だったのか。

 「本来の夢は飲食店を開くことだった。ファミリーレストランの厨房で働き、21歳の時に国会議員の秘書になった。30歳になったら独立して商売を始めるつもりだったが、議員から『市議会議員選挙に出なさい』と言われた。当選した日に頭の中のスイッチが変わった。『政治を始めたのでトップまで行こう』と心に決めた」

-地方選挙における維新旋風後の目標は。

 「次の選挙で野党第1党になることだ。さらにその次の選挙では自民党と競争できるほどにまで議席を増やしたい。その次は政権与党になることが目標だ。私は野球でいえば4番バッターではなく、8番打者兼捕手だ。性格的に派手なことは好きでない。自分に与えられたポジションで組織を守ることが若い時からの私のやり方だった。そのようにして維新の会を第1党に育てたい。維新の会が政権政党になった時、私が党の代表であれば首相をやるだろう」

東京=成好哲(ソン・ホチョル)特派員

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