韓国ネイバー、ニュース掲載順位を思いのままに操作…共に民主党の圧力でMBCが放送メディア首位に【独自】

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 韓国の大手ポータルサイト、ネイバーでニュースを検索すると、関連記事がたくさん表示されます。そして、当然一番上に表示されている記事を読むことが多いです。ところが、掲載順位を決める基準をネイバーが自主的に決め、運用してきた事実が明らかになりました。キム・ハリム記者が独自取材しました。

【TV朝鮮ニュース動画】韓国ネイバー、ニュース掲載順位を操作…共に民主党の圧力でMBCが首位

 (記者リポート)

 ネイバーの検索機能に検索ワードを入力すると、メディア各社の記事が順次表示されます。ニュースが最新かどうかなど20のアルゴリズム要素によって配列が決まるのです。

 ところがネイバーは社外の人物で構成されたアルゴリズム検証委員会の指摘を受け、文在寅(ムン・ジェイン)政権期の2019年から別のサイトで言及された回数でメディアの人気度を判断する指標を追加しました。

 その結果、1位は聯合ニュース、2位は朝鮮日報、ハンギョレ、続いて東亜日報、KBSの順でした。

 ところが、3年後の2021年8月、ネイバーは突然アルゴリズムを変更します。民主党がネイバーのアルゴリズムの偏向性を指摘し、アルゴリズム公開法の制定を推進した直後でした。

 (金南局=キム・ナムグク=共に民主党議員、当時)

 「記事が配列される基準などが明確ではないため、アルゴリズムを専門家委員会に公開し…」(21年5月10日、MBCラジオ「ピョ・チャンウォンのニュースハイキック」)

  (記者リポート)

 メディアを系列別に分け、記事が引用される頻度の指数も反映し、その結果、通信社3社が上位に入り、一般報道機関ではMBCの順位が最も上昇しました。一方、朝鮮日報は2位から6位に後退しました。

 (朴成重=パク・ソンジュン=国民の力議員)

 「人為的に報道機関の順位を調整した。ネイバーに外圧をかけ、保守メディアの順位を下げ、つぶしにかかったのではないか」

  (記者リポート)

 これに対し、ネイバーは「委員会の合理的検討によるものであり、報道機関の人気度が結果に及ぼす影響はわずかだ」と主張しました。ネイバーは20年、検索アルゴリズムを人為的に変更し、自社の通販商品を上位に掲載していたとの指摘を受け、課徴金267億ウォン(約29億2500万円)の支払いを命じられています。TV朝鮮のキム・ハリムがお伝えしました。

(2023年6月29日放送 TV朝鮮「ニュース9」より)

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