原発汚染水の代わりに汚物を食べるという共に民主党、水産市場の水槽の水を飲む国民の力

　共に民主党が1日、ソウル市の崇礼門一帯で開催した「福島汚染水海洋投機糾弾」集会で自己紹介に立った民主党京畿道委員長の林鍾声（イム・ジョンソン）国会議員は「私はXを食べても、福島汚染水は飲めない」と発言した。（編注・伏せ字部分は「大便」を指す卑語）

　党最高委員の鄭清来（チョン・チョンレ）議員は集会で「福島の核汚染水がそんなにきれいならお前が飲め」と述べ、張耿態（チャン・ギョンテ）議員は「国民の力の議員に問いたい。君たちは水の味を知っているか」と発言した。集会では国際原子力機関（IAEA）が日本に免罪符を与えたとして、「IAEAを解体せよ」というスローガンも飛び出した。

　野党選出の国会副議長である金栄珠（キム・ヨンジュ）議員は6月30日、民主党が汚染水放出撤回決議案を強行処理した国会本会議場で知人と日本へのゴルフ旅行に関するメッセージをスマートフォンで交わしていたことが判明した。国民の力である全珠恵（チョン・ジュヘ）院内広報は「表向きは国民のために働くふりをして、実情は自分たちの利益のためだけに没頭する民主党の素顔だ」と批判した。

　与党側では国民の力の金映宣（キム・ヨンソン）、柳性杰（リュ・ソンゴル）議員は6月30日、ソウル市の鷺梁津水産市場を訪れ、ズワイガニ、ヒラメなどが入った水槽の水を手ですくって飲む「パフォーマンス」を行った。野党の汚染水攻勢に対抗し、「福島原発の汚染水を放出しても安全だ」というメッセージを示す狙いがあった。金議員は「2011年度に放流したものが韓国近海まで来ており、今回放出する水よりもこれははるかに（放射性物質の濃度が）濃い」とも話した。しかし、与党議員の行動に対して「福島の海水を飲んだわけもなく、突拍子もないショーをしている」という批判が続いた。

　民主党の趙正湜（チョ・ジョンシク）事務総長は「汚染水問題は国民の生命と国家の未来がかかっている重大事案だが、とうとう水槽の中の海水を飲むショーまでやった」と述べた。

　福島汚染水の海洋放出阻止に向けた野党議員の日本への抗議訪問も続いている。民主党は安敏錫（アン・ミンソク）議員を中心に「訪日海洋投機阻止議員団」を結成し、10、11の両日、東京を訪問する予定だ。正義党の福島汚染水阻止タスクフォース（TF）も6月22日から2泊3日の日程で日本を訪れた。

キム・ジョンファン記者