海外投資家の韓国株買い越し、98%がサムスン電子

 今年上半期に韓国株式市場の有価証券市場(メーンボードに相当)で外国人は12兆3000億ウォン(約1兆3650億円、ETF・ETN・ELWを除く)を買い越したが、うちサムスン電子の買い越し額が全体の98%を占める12兆788億ウォンに達したことが分かった。

 外国人による買い越しが次に多かったのはSKハイニックス(1兆5332億ウォン)で、サムスン電子とは10兆ウォン以上の差があった。3位以下は現代自動車(1兆4305億ウォン)、サムスンSDI(8548億ウォン)、LG電子(6692億ウォン)、起亜(6178億ウォン)が続いた。 売り越し銘柄との差し引きで全体の買い越し規模は12兆3000億ウォンになる。

 サムスン証券は「外国人は(半導体以外にも)自動車、防衛産業など輸出が好調な業種を中心に買い越した」と指摘した。

 外国人の買いに支えられ、上半期の韓国総合株価指数(KOSPI)は15%上昇した。うちサムスン電子は30.6%、SKハイニックスは53.6%上昇した。

 一方、年金基金や保険会社などの機関投資家はSKハイニックス(7564億ウォン)、個人投資家は電池関連銘柄のポスコホールディングス(4兆7601億ウォン)の買い越しが最大だった。

 現時点では外国人の買いは持続すると予想する専門家が多い。昨年7月以降、外国人の買い越しがコロナ後の売り越しの27%にとどまっているほか、ウォン高も予想されるためだ。

崔炯碩(チェ・ヒョンソク)記者

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
関連フォト
1 / 1

left

  • ▲ソウル市瑞草区のサムスン電子瑞草社屋/ニュース1

right

あわせて読みたい