東京電力に汚染水の放出撤回求める訴訟 来月17日に判決=韓国地裁

【釜山聯合ニュース】韓国の釜山地裁は6日、地元の市民団体が東京電力を相手取り、福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出計画を撤回するよう求めた訴訟について、8月17日に判決を言い渡すと明らかにした。

 これまでの裁判で、原告側の弁護士は国連の専門機関、国際海事機関(IMO)のロンドン議定書により海洋投棄が禁じられている八つの物質を取り上げて汚染水を「放射性廃棄物またはその他の放射性物質」と規定し、海洋放出は認められないと主張した。さらに、ロンドン議定書は日本の要請により細部が補完されたもので、国家間だけでなく個人や法人にも適用されなければならないとして、裁判所に迅速な判断を求めた。

 一方、被告側の弁護士は今回の訴訟の実効性に疑問を提起し、「(汚染水の)放出前に(判決言い渡しを)終わらせなければならないというが、そのためには釜山地裁ではなく日本の裁判所で訴訟を起こすべきだ」と指摘した。 

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