梨泰院雑踏事故 管轄警察前署長の保釈認める=韓国地裁

【ソウル聯合ニュース】159人が死亡した昨年10月の韓国ソウル・梨泰院の雑踏事故で、ソウル西部地裁は6日、現場の警察対応を指揮した竜山警察署の李林宰(イ・イムジェ)前署長の保釈を認めた。

 李氏は昨年12月、同事故の捜査を手掛けた警察庁の特別捜査本部により逮捕され、勾留されていた。検察は、ハロウィーンによる人出で事故が予見できたにもかかわらず事故防止対策を立てず、被害を拡大させたとして、業務上過失致死傷の罪で今年1月に起訴した。

 李氏はずさんな対応を隠蔽(いんぺい)するため自身が事故現場に到着した時刻について虚偽の記載をするよう職員に指示したとして、虚偽公文書作成・行使の罪にも問われている。

 今回の保釈により、同事故を巡り逮捕・起訴された被告6人全員が在宅で裁判を受けることになった。先月初めには、業務上過失致死傷などの罪で起訴された朴熙英(パク・ヒヨン)竜山区長らが保釈された。

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