サムスン電子の4~6月期営業益95.7%減 下半期は改善の見通し

【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子が7日発表した4~6月期の連結決算(速報値)によると、本業のもうけを示す営業利益は6000億ウォン(約660億円)で前年同期比95.7%減少した。営業利益は1~3月期の6402億ウォン(同95.5%減)に続き、09年1~3月期(5900億ウォン)以来14年ぶりの低水準を記録した。主力の半導体メモリーの業況悪化と世界的なスマートフォン市場の不振が響いた。ただ、半導体メモリーのDRAMの出荷量増加と在庫減少により市場予想は上回り、底を打ったとの見方が出ている。下半期には減産効果が本格化し、業績が改善される見通しだ。

 4~6月期の営業利益は、金融経済情報メディアの聯合インフォマックスが集計した市場予想を231%上回った。

 聯合インフォマックスが最近1カ月以内に報告書を提出した証券会社8社の予想を取りまとめた結果、営業利益は前年同期比98.7%減の1812億ウォンと推計されていたが、今月に入り一部の証券会社が予想を上方修正するなど市場の期待感が高まっていた。

 事業部門別の業績は後日公表されるが、市場では半導体部門で3兆~4兆ウォン台の赤字を計上したと予想している。業界全体では、4~6月期のDRAM出荷量の増加などを踏まえると、半導体部門の赤字規模は1~3月期(4兆5800億ウォンの赤字)に比べやや減少したとの見方が優勢だ。

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