ひっきりなしに福島汚染水デモ勧誘電話を掛けてくる活動家たちに鷺梁津水産市場関係者「あなたたちが問題だ」

ひっきりなしに福島汚染水デモ勧誘電話を掛けてくる活動家たちに鷺梁津水産市場関係者「あなたたちが問題だ」

 韓国の進歩(革新)陣営などの各種「怪談」が襲来した地域の住民らの反応は「屁(へ)理屈をこねられ、あきれるを通り越して脱力してしまう」というものだった。

 「海軍基地が来たら、ベンケイガニやジムグリガエルが絶滅する」という怪談に見舞われた済州・江汀村の住民ホンさんは6月27日、「環境が損なわれて村が完全に消えるかのように主張したが、全然そうじゃなかった」と語った。ジムグリガエルは消えず、ベンケイガニも依然として済州の海辺で観察されているという。ホンさんは「基地内部のプールや便宜施設を利用できるので、生活条件はむしろ良くなった」「軍人たちの消費で食堂やスーパーの売り上げも増え、民間クルーズ船が入るたびに地域の農水産物も売れるので村の経済に役立っている」と伝えた。

【表】各種怪談の実体

 「トンネルが通ったらサンショウウオが絶滅する」という話が横行していた慶尚南道の千聖山も同様だった。千聖山に近い梁山市上北面大石村の里長、チョ・ジョンインさん(73)は「トンネルがあろうとなかろうと何も変わらない」とし「サンショウウオも植物もきちんと生きている。僧侶や環境団体は正確ではない情報で無理なことを言い、国庫に損失を及ぼしているだけではないのか」と語った。

 「THAAD(高高度防衛ミサイル)マクワウリ」で大変な目に遭った慶尚北道星州郡のある農民は「済州のかんきつを除くと、地域特産物の中で最もよく売れるのが星州のマクワウリ」「売り上げ1億ウォン(現在のレートで約1100万円。以下同じ)を超える農家も多く、次第にブランド競争力も高まっていたところに、『THAADマクワウリ』とは何事か」と語った。星州郡庁の関係者は「THAAD問題の初期に売り上げが下がったこともあったが、その後、農家の血のにじむ努力で回復した」と語った。星州マクワウリは昨年、5763億ウォン(約635億円)という過去最高の売り上げも記録した。

 こうした怪談が相次いでうそだと判明したことで、最近の福島汚染水の怪談も力を発揮できずにいるようだ。ソウル・鷺梁津水産市場のある商友会の会長は「環境団体とか、集会をやる活動家らが『一緒にデモをやろう』と電話をかけてき続けるが、断固として『あなたのような人間が問題だ』と切っている」と語った。鷺梁津水産市場の別の商人は「科学的に問題がないのに、それを政治的に悪用しようとする勢力が問題」だとし「うちで売っている水産物は自分でも食べるし、自分の子どもたちも食べる。誰かの大切な生業なのに、むやみやたら『セシウム汚染クロソイ』うんぬんと言えるのか」と語った。水協の関係者は「漁業団体は現在、立場を『フェイクニュース反対』に定めた」と述べた。

済州=オ・ジェヨン記者、星州=キム・テジュン記者、蔚山=キム・ジュヨン記者

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