LG電子の営業益12.7%増 車載部品部門が成長=4~6月期

【ソウル聯合ニュース】韓国のLG電子が7日発表した2023年4~6月期の連結決算(速報値)によると、本業のもうけを示す営業利益は前年同期比12.7%増の8927億ウォン(約980億円)だった。4~6月期としては21年同期(9001億ウォン)に次ぐ過去2番目の大きさとなった。売上高は同2.7%増の19兆9988億ウォンで、同期として過去最高を記録した。車載用電装部品部門の成長などが業績をけん引した。

 4~6月期の営業利益は金融経済情報メディアの聯合インフォマックスが集計した市場予想(9530億ウォン)を6.3%下回った。同社はこれについて、早期退職の実施による一過性のコストを業績に含めたためで、事業の成果に基づいた営業利益は逆に市場の期待を上回ったと説明している。

 LG電子は1~3月期に続き、営業利益が再びサムスン電子を上回った。サムスン電子が同日発表した4~6月期の営業利益は、半導体部門の不振が響き前年同期比95.7%減の6000億ウォンにとどまった。

 家電やテレビ事業での先んじた在庫調整、高級製品中心の販売、コスト見直しなどが奏功したことに加え、車載部品事業などB2B(企業向け)の割合を高めて期待以上の成果を収めたことがLG電子の好業績につながったと分析される。とりわけ、同社が未来の成長エンジンとして力を入れる車載部品事業が急成長を続けた。

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