尹美香議員と韓国野党議員10人、汚染水放出抗議できょう訪日

 韓国の国会議員のうち、無所属の尹美香(ユン・ミヒャン)議員と野党・共に民主党所属議員10人の計11人が「福島原発の汚染水投棄阻止」を掲げ、10日に日本を訪問する。民主党からの参加議員には安敏錫(アン・ミンソク)、梁李媛瑛(ヤンイ・ウォンヨン)議員などが含まれている。

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 4月初めにも民主党所属議員は東京と福島を抗議訪問したが、東京電力や日本政府の関係者には会えず、「手ぶらで帰国した」との批判を受けた。

 訪問団は10日午前に出国し、東京の首相官邸前で「海洋投棄阻止」集会を開く。午後には国際原子力機関(IAEA)の東京事務所を抗議訪問する。11日には原発に反対する日本の国会議員らと会談し、12日には汚染水の放出阻止に向けた行進を予定している。日本に駐在する外国メディア向けの記者会見も行う。

 団長を務める民主党の安敏錫議員は9日、フェイスブックに「福島汚染水の放出阻止に向け、国内外での活動を並行すべきだ。詳細な日程は羽田空港での入国審査後に明らかにする」と説明した。

 安議員は「日本政府と結託したIAEAのでたらめな報告書には納得できない。福島の汚染水放出が人類と環境に0.0001%でも有益なのか。代替案はないのか」と強調。その上で「日本政府とIAEAに抗議するため、志を共にする国会議員と漁民代表が2泊3日の訪日闘争に出かける。超党派、自発的参加で訪日議員団を結成したが、与党議員が一人も参加しなかったことは非常に残念だ」とした。

イ・ジョンヒョン記者

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  • ▲共に民主党の福島汚染水放出阻止対応団の魏聖坤(ウィ・ソンゴン)団長と梁李媛瑛議員など同党所属議員が4月7日、日本の福島原発汚染現場を訪問した。/NEWSIS

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