6月の失業率2.7%に改善 就業者増加幅は3カ月連続30万人台=韓国

【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が12日に発表した雇用動向によると、6月の失業率は2.7%で前年同月に比べ0.3ポイント改善した。1999年6月に今の統計になって以降、6月としては最も低い。失業者数は前年同月比8万1000人減の80万7000人で、6月として2008年同月(77万人)以来の低水準だった。

 6月の就業者数は2881万2000人で、前年同月に比べ33万3000人増加した。伸び幅は今年に入り30万~40万人台で推移している。6月の伸びは3月(46万9000人)と4月(35万4000人)、5月(35万1000人)に比べ鈍化したものの、3カ月連続で30万人台を維持している。

 6月の就業者数の増減を年代別にみると、60歳以上が34万3000人増加した一方で15~29歳の就業者は11万7000人減少した。統計庁の担当者は「若者層の就業者数が減り続けていることに関し、(少子化による)人口減少の影響も考えなければならない」と述べた。

 業種別では保健・社会福祉サービス業の就業者が12万6000人、宿泊・飲食店業は11万6000人、専門・科学・技術サービス業が9万8000人それぞれ増加し、全体の伸びをけん引した。

 一方、製造業の就業者数は1万人減った。6カ月連続の減少ながら、直前の2カ月に比べると下げ幅は大きく縮小した。建設業は6万2000人の大幅減となった。

 15歳以上の就業率は63.5%で、前年同月比0.6ポイント上昇した。経済協力開発機構(OECD)との比較基準となる15~64歳の就業率は同0.8ポイント上昇の69.9%だった。

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