ASEANで「汚染水」めぐる神経戦を繰り広げた中・日の外相が直接会談

【NEWSIS】東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議に出席するためインドネシアのジャカルタを訪問中の中国外交トップと日本の外相が14日に会談した。日本の読売新聞が報じた。

 報道によると、中国外交トップの王毅・共産党政治局員と日本の林芳正外相はこの日ジャカルタで会談した。

 同紙によると、会談では日本の東京電力福島第一原子力発電所汚染水(日本政府による呼称は処理水)の海洋放流計画などが議題になったようだという。

 前日にジャカルタで開催されたASEANプラス3(韓国、中国、日本)外相会議で王委員と林外相は汚染水をめぐり神経戦を繰り広げた。

 王委員は「汚染水」という言葉を使って反対の立場を表明し「これは科学的問題であり、態度の問題でもある。慎重に対処し、自分の意見を通すだけではいけない」と語った。これに対して林氏は閉会のあいさつを活用し「処理水の海洋放出は国際原子力機関(IAEA)が提示した報告書の結論に基づき、国際基準と国際的な慣例に基づいて実施する」と説明した。

キム・イェジン記者

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  • ▲ジャカルタのシャングリラホテルで開催されたASEANプラス3(韓国、中国、日本)外相会議に出席した中国共産党中央政治局の王毅委員(右)、韓国外交部(省に相当)の朴振(パク・チン)長官(中央)、日本の林芳信外相(左)。13日撮影。/共同取材団

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