今回の豪雨被害は16日午後11時の時点で全国で36人が犠牲となり、9人が行方不明、けが人は34人だった。中央災難(災害)安全対策本部が発表した。午後6時時点の発表では犠牲者は37人だったが、うち1人は豪雨被害と関係ないことが後からわかった。
【写真】水没した忠清北道清州市の地下道で行方不明者の捜索活動
地域ごとの被害状況をみると、犠牲者は慶尚北道が19人で最も多く、続いて忠清北道12人、忠清南道4人、世宗市1人だった。中央災難安全対策本部によると、9人が犠牲になった忠清北道清州市内のアンダーパス冠水事故では潜水士などが救助に当たっているという。現在の排水率は80%ほどだ。
避難した住民は全国で5481世帯、9440人に上った。被害が集中した慶尚北道(1728世帯、2635人)、忠清南道(1305世帯、2505人)、忠清北道(1323世帯、2482人)で被災者が特に多く発生した。
牛や豚、家鴨や鶏など死んだ家畜の数も56万1000頭に上った。牛2000頭、豚4000頭、家鴨4万3000匹、鶏51万2000匹が今回の豪雨で死んだ。農地も田畑や果物畑など19,120ヘクタールが浸水し、落果や泥に埋まるなどの被害が発生した。
キム・ミョンジン記者