ドライバーら「地下駐車場が暗くて気付かなかった」
(アンカー)
マンションの地下駐車場で90代の高齢女性が車にはねられて死亡しました。最初に高齢女性をひいたドライバーが何の処置も取らずに事故現場を離れ、続いて車5台が相次いで高齢女性をひいていたことが分かりました。
どうしてこのようなことが起こったのか、コ・スンヨン記者が独自取材しました。
(記者リポート)
半袖Tシャツ姿の男性が慌てて地下駐車場に入ってきて、パトカーがその後についてきました。
その少し後に駆け込んできた救急隊員たちがストレッチャーに女性を乗せて出ていきました。
15日午後3時ごろ、ソウル市広津区内のマンション地下駐車場で、97歳の高齢女性が車にひかれて死亡しました。
地下駐車場を左折した車が、駐車場の進入路を歩いて降りてきた高齢女性をひいたのです。
50代の女性ドライバーは事故が起きた後、そのまま現場を離れました。
高齢女性は進入路に倒れていましたが、その後、車5台が相次いでひいていきました。
最後の事故のドライバーは、車が何かに乗り上げてから通り過ぎた気がしたため確認したところ、高齢女性が倒れているのを見て、119番通報しました。
事故を起こしたドライバーたちは全員、「駐車場が暗くて事故が起きたとは気付かなかった」と警察で供述しているとのことです。
事故現場は午後3時でも暗く、通路の途中に止めてある車も多いです。
(マンション関係者)
「電気を明るくしてくれない。新築マンションならもっと電気をつけてくれるのに」
警察は50代の女性ドライバーを特定犯罪加重処罰法上の逃走致死容疑で立件し、ほかのドライバーたちについても事情聴取しています。
TV朝鮮のコ・スンヨンがお伝えしました。
(2023年7月18日放送 TV朝鮮「ニュース9」より)