徴用賠償金の供託不受理 また政府側が異議申し立て=韓国

【光州聯合ニュース】韓日間の徴用訴訟問題を巡る韓国政府の解決策を受け入れていない原告、李春植(イ・チュンシク)さんの判決金(賠償金)供託が裁判所により不受理になったことを受け、賠償金を被告の日本企業に代わって弁済する韓国政府傘下の「日帝強制動員被害者支援財団」が異議を申し立てた。

 光州地裁は19日、李さんに関する供託申請の不受理に対する異議申し立てを受け入れるかどうか供託官が判断していると明らかにした。

 供託官が申し立てを退けた場合、裁判所が供託の受け入れ是非を最終判断する。

 財団は供託申請書類について2回の修正を行った上で裁判所に提出したが、供託官は李さんが明白に拒否の意思を示しているとして不受理を決定した。

 これに先立ち、財団は4日に別の原告、梁錦徳(ヤン・クムドク)さんについて光州地裁に供託を申請したが、李さんと同様の理由で不受理とされ、異議を申し立てている。

 政府は財団による弁済を受け入れなかった原告4人に支給する予定だった賠償金を裁判所に供託する手続きを進めているが、裁判所が受け入れないケースが続いている。 

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