サンバンウルグループ対北朝鮮送金事件に関与したとして起訴された李華泳(イ・ファヨン)元京畿道平和副知事が供述内容を変更したと報じられると、共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表は「検察は捜査しなければならないのに、しきりに政治を行っているようだ」と発言した。
これに先立ち、李元副知事は「サンバンウルに道知事の訪朝への協力を要請し、内容を(当時道知事だった)李代表に報告した」と検察で供述したという。
民主党は検察が李元副知事に虚偽の供述を行うように懐柔、圧迫しているとして、真相把握に乗り出す方針だ。
民主党の朱哲鉉(チュ・チョルヒョン)、金勝源(キム・スンウォン)両議員は、李元副知事の配偶者から直筆の嘆願書が届いたとし、「検察が『訪朝費用肩代わり』というフレームに李在明代表をはめ込もうと血眼になっているという暴露だ」と主張した。
嘆願書には「検察が李元副知事を逮捕後、10カ月近く独房に収監し、毎日検察による取り調べで精根尽き果てさせ、脅迫と懐柔を並行している」という内容が含まれているという。
両議員は「党の人権委と法律委は速やかに嘆願書の内容の真相把握に乗り出す。事実と確認されれば、検察の反人権的行動と真実歪曲(わいきょく)の責任を問う」とした。
カン・サング記者