韓流で認知度上昇…「Kブランド」の盗用相次ぐ…被害の多い業種は

 海外で無断盗用が最も多い韓国のブランド商標は化粧品、電子機器、衣料の順であることが分かった。

 韓国特許庁は23日、2019年から22年までの期間に中国、ベトナム、タイ、インドネシアで発生した韓国企業の商標侵害被害の分析結果を発表した。被害が最も大きかったのは化粧品(18.7%)で、電子機器(15.3%)、衣料(15.1%)、フランチャイズ(13.2%)、食品(7.6%)が続いた。韓流で韓国ブランドの認知度が上昇し、外国企業が韓国のブランド商標を無断出願。商標紛争やコピー商品の流通といった被害につながっていると分析される。

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 企業規模別では中小企業の被害が81.8%で大半を占め、中堅企業が9.4%、大企業が8.2%だった。中小企業と中堅企業は化粧品で被害が大きく、大企業は電子機器で被害が最も多かった。韓国のブランド商標と同じ業種で同じ商標を無断で先行出願したケースが69.5%を占めた。特に中国では同一または類似する商標を他の業種で使用するケースも27.4%あった。特許庁は「韓国の商標に対する認知度と信頼度が高く、他の業種で出願しても韓国ブランドに便乗できるためだ」と指摘した。

ファン・ギュラク記者

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