「真の韓国を体験したい」…訪韓外国人の間で急増している検索ワードとは

【NEWSIS】最近韓国を訪れる外国人観光客は、「写真館」「韓服（韓国伝統衣装）」「配達（デリバリーサービス）」に高い関心を示していることが分かった。

　「2023－24 韓国訪問の年」で訪韓外国人が急増する中、外国人観光客にサービスを提供する「クリエイトリップ」は25日、今年上半期のインバウンド観光のトレンドを発表した。

【写真】韓服でおしゃれをして記念撮影する外国人観光客

　同社の集計では、今年上半期の検索量は昨年下半期に比べ88％増加。特に台湾語での検索が昨年下半期に比べ103％増加した。日本語での検索量は66％増、英語での検索量は49％増加した。

　最も検索の多かった商品（単語）は「韓服」と「写真館」で、台湾・英語圏とも検索量増加率が1・2位だった。日本語でも「韓服」「写真館」はトップ5に入った。

　「韓服」「写真館」については、実際の消費件数も検索量と同様に増加しており、景福宮や明洞などの観光地を訪れるだけでなく、「真の韓国人」と同じ経験をしようと韓国を訪れる人が増えているとみられる。特に韓国の写真館は撮影技術や補正技術に優れているため海外でも「体験スポット」として有名になっている。

　また、外国人観光客の間では、韓国のデリバリーサービス（配達、ペダル）も人気が高まっているようだ。「配達」というキーワードの検索量は昨年下半期より165％増加したという。実際にデリバリーを利用した件数も175％増加した。

　外国人観光客の間でデリバリーサービスの人気が高まっている背景には、ドラマやYouTubeなどで韓国のコンテンツが人気を集めていることに加え、韓国人のSNS（交流サイト）投稿に接する機会が増えたこともあるようだ。ビビンバなど伝統的な韓国料理だけでなく、最近ではチキンや韓国式中華料理など、韓国でよくデリバリーされる料理を自ら注文して食べるという経験が旅行トレンドになっている。

　また、今年上半期は、美容関連サービスの体験も人気を集めた。特に外国人観光客は美容整形外科、皮膚科、エステのほか、美容室や眉・まつげサロン、パーソナルカラー診断など韓国の女性に人気のさまざまな美容サービスを楽しんでいた。