北朝鮮「戦勝」70周年記念を盛大に ロシア国防相も訪朝

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は25日、「首都平壌で祖国解放戦争勝利70周年祝賀行事が歴史に特記される大政治祝典として盛大に行われる」と報じた。北朝鮮は朝鮮戦争休戦協定の締結日(7月27日)を「戦勝節」と呼んでおり、今年は70年の節目の年であることから、記念行事を盛大に行うため万全の準備を進めているもようだ。

 北朝鮮はロシアのショイグ国防相を団長とする代表団が北朝鮮国防省の招きで記念日に合わせて祝賀訪問すると発表した。ロシアによるウクライナ侵攻後、両国が急接近していることもあり、国際社会から注目される見通しだ。

 北朝鮮は戦勝節70周年に合わせ、閲兵式(軍事パレード)などの記念行事を準備する動きを見せてきたが、大規模行事の開催を公式に認めたことになる。

 戦勝節に閲兵式が開かれれば、2014年以来9年ぶりとなる。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)は13年の戦勝節の閲兵式には出席したものの、14年には姿を見せなかった。

 今年の戦勝節を巡っては、北朝鮮は24日、中国の李鴻忠・共産党政治局員をトップとする代表団が記念行事に出席するため訪朝すると明らかにしている。

 北朝鮮が新型コロナウイルス対策で20年に国境を封鎖してから外国要人を招待したのは初めて。

 韓国統一部によると、北朝鮮が戦勝節の行事に外国の代表団を招待したのは13年の60周年以来10年ぶりという。

 朝鮮中央通信はまた、「祖国解放戦争勝利70周年を迎え、記念硬貨が発行される」と明らかにした。

 北朝鮮はこれまでも記念日に合わせて記念硬貨を発行してきたが、戦勝節を記念した硬貨は今回が初めて。

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