ソウルで韓日旅行セミナー 日本旅行業協会長「韓国は最も重要な国」

【ソウル聯合ニュース】日本旅行業協会(JATA)の高橋広行会長は25日、ソウルの総合展示場COEXで日本の観光庁が主催した韓日観光セミナーに出席し、日本人の韓国旅行について、新型コロナウイルス禍以後の回復ペースがこれまで人気だったハワイ、台湾、タイなどに比べてもずっと速いとし、KARA(カラ)、少女時代、BTS(防弾少年団)などのK-POPに続き「愛の不時着」のような韓国ドラマが人気で、今後韓国を訪れる日本人観光客がさらに増加するものと期待されると述べた。

 高橋氏によると、今年5月の日本人の海外旅行は2019年の47%まで回復した。このうち韓国を訪れた日本人客は19年の65%まで回復し、全体をけん引しているという。

 同氏は観光庁とJATAが海外旅行への機運を高めるため、共同で「いまこそ海外!宣言」を発出し、重要な旅行先として24カ国・地域を選定したとし、「その中でも韓国は最も重要な国」と強調した。

 またJATAと韓国観光公社が多様な形で協力して高付加価値商品を開発し、地方都市の広報に努めているなどと紹介した。

 さらに修学旅行先として韓国を検討している学校が日本で増えているとし、姉妹校間の交流のため、両国の政府と地方自治体が積極的に協力してほしいと要請した。

 この日のセミナーには、観光庁の高橋一郎長官や韓国文化体育観光部の朴宗澤(パク・ジョンテク)観光政策局長らも出席した。

 朴氏は「韓国人の日本旅行需要が急速に増え、韓日両国を結ぶ空の便は90%以上回復した」とし、日本人の人気海外旅行先1位がソウルというニュースは旅行業界にとって期待と喜びと伝えた。

 また「地方空港を活用して韓国と日本の交流をさらに活性化する」とし、「韓国訪問の年を機に外国人観光客が気軽に楽しめるKカルチャーイベントを拡大していく」と話した。

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