韓国の研究開発投資、半分はサムスン電子

韓国の研究開発投資、半分はサムスン電子

 韓国で研究開発(R&D)に最も多額の投資を行った企業はサムスン電子で、同国の研究開発投資全体の約半分を占めていることが分かった。特定企業への過度な偏りを改善すべきとの指摘が聞かれる。

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 全国経済人連合会(全経連)が25日発表した「研究開発投資上位2500社のグローバル企業」(2021年末時点)の分析結果によると、韓国で研究開発投資がトップのサムスン電子による投資額は韓国の研究開発投資全体(377億ドル)の49.1%(185億ドル)に達した。一歩、他の主要国の研究開発投資トップ企業が全体に占める割合は英国(21.7%、アストラゼネカ)、フランス(19.8%、サノフィ)、ドイツ(17.1%、フォルクスワーゲン)、中国(10%、華為=ファーウェイ)、日本(7.6%、トヨタ)、米国(6.3%、アルファベット)など韓国を大幅に下回った。

 国別の研究開発投資上位5社の投資額が全体に占める割合も韓国(サムスン電子・SKハイニックス・LG電子・現代自動車グループ・LG化学)は75.5%に達した。これに対し、米国の上位5社の割合は全体の23.7%、中国は22.2%、日本は26.1%などだった。全経連は「産業全体での研究開発投資の活性化と1位企業に対する偏重緩和に向け、政府のインセンティブを拡大するなど積極的な研究開発投資環境の整備が必要だ」と指摘した。

イ・ジョング記者

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