韓国映画産業売上高がコロナ前の7割に回復 日本映画人気=国内作品振るわず

【ソウル聯合ニュース】韓国映画産業の上半期(1~6月)の売上高が新型コロナウイルス流行前の70%まで回復したが、韓国映画の売上高は半分の水準にとどまったことが26日、分かった。

 映画振興委員会の資料によると、国内映画産業の上半期の売上高は6078億ウォン(約670億円)で、2017年~19年の上半期の平均売上高(8930億ウォン)の72.5%まで回復した。観客数は5839万人で、17~19年上半期の平均観客数(約1億99万人)の57.8%だった。

 上半期の韓国映画の売上高は2122億ウォンで、全体の売上高に占める割合は34.9%にとどまった。17~19年上半期の平均売上高(3929億ウォン)の54.0%にすぎない。韓国映画の観客数も2105万人で、全体に占める割合は36.0%と振るわず、17~19年上半期の平均(4782万人)の44.0%にとどまった。

 同委員会は、俳優マ・ドンソク主演の韓国映画「犯罪都市3」(原題)が公開される前の1~5月に売上高200億ウォン、観客数200万人を超えた韓国映画がなかったほど不振が続いたと説明した。

 一方、上半期の外国映画の売上高は韓国映画の約2倍の3956億ウォンだった。17~19年上半期の平均売上高(4461億ウォン)の88.7%まで回復した。観客数は3734万人で、17~19年上半期の平均観客数(5317万人)の70.2%だった。

 米映画「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」、日本のアニメーション映画「すずめの戸締まり」と「THE FIRST SLAM DUNK」がヒットし、外国映画の売り上げをけん引した。

 特に日本映画は売上高1315億ウォン、観客数1268万人で、同委員会が外国映画のシェアに関する統計を取り始めた08年以降で最高を記録した。

 上半期の興行ランキングトップは「犯罪都市3」で、5月31日の公開から6月末までの観客数が約997万人、売上高が985億ウォン。今月26日までの観客数の累計は1067万人を超えた。2位は「すずめの戸締まり」(約554万人)、3位は「THE FIRST SLAM DUNK」(約469万人)だった。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
あわせて読みたい